家族療法

家族療法は、摂食障害の原因が家族にあった時に行われます。

まず一つ言えるのは、家族に問題があった場合、患者一人の力で立ち直ることは不可能、
ということです。

家族が患者を中心にして、どこがいけなかったのかを徹底的に考え、関係改善を図ることで、
摂食障害の克服を目指します。

家族は一つ屋根の下で暮らすこともあり、日々議論できる環境は整っていると思われがちですが、
言いたいことがある人が、一方的にまくし立てて、感情論になっても、何の意味もありません。

ここは、医者の力を借りるべきです。

家族での議論、或いは対話の時間を設け、いわば司会進行役を医師が担当します。

個別の話し合いは、医師と患者のみでならず、家族に対しても行われます。

そうすることで、家族のそれぞれが、率直に自分の気持ちをいいやすく、医師としては、
家族構成とその個別の悩みを把握しやすいからです。

医師はまた、個々の感情的な部分を冷静に見極めて、客観的に問題の根源を探ることができます。

家族それぞれの問題が把握できたら、家族療法の内容も臨機応変に変えていくことが可能になります。

家族全員で再び話し合うこともいいでしょうし、家でそれぞれがどういう役割をする、という
決まりごとを作り実践していくこともあるでしょう。

家族の絆は、何よりも強いものです。

この問題を克服できた時、家族の絆はより深まることは、間違いありません。

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