そのほかの治療法

摂食障害では、個別に主治医と一番相応しい治療法を考えていきます。

摂食障害克服で目指すものは、「自分の頭で考え、正しい食生活をする」ことなのですが、
同じ摂食障害でも、全く異なった症状を個別に持っている為、その治療内容も個々に変わってきます。

例えば、抑うつ症状が特にひどい人には、抗うつ剤の投与が必要になり、摂食障害が睡眠障害を
誘発してしまった人には、安定剤や睡眠薬の投与が必要になります。

こういった薬物で症状を抑える治療を「薬物療法」といいますが、全ての患者に有効というものでもなく、
また症状の重度によって、その処方内容も変わってきます。

また、通院治療の内容も、人によって違います。

「食事日記」を毎日つけることを宿題にされるケースもありますし、とにかく頻繁に主治医と面談し、
集中的に問題克服に向けた話し合いが必要になる場合もあるかも知れません。

そのほかにも、私たちが考えも及ばないような、主治医独自の課題を出される可能性もあるでしょう。

医療機関には、それぞれの患者が問題克服のために、ありとあらゆる選択肢が用意されています。

その選択肢の中から、自分の社会人としての生活に支障がなく、長期的に続けることができる治療法を
見つけていくこともできますし、入院を前提にすることも可能ですし、とにかく医療機関にかかることで、
摂食障害克服への扉は、すぐに開けると思っていただいて、大丈夫です。

摂食障害の基礎知識

拒食症の症状・行動

過食症の症状・行動

摂食障害全般の症状・行動

摂食障害の原因

新たに誘発される障害

摂食障害の治療法

自分でできること

ファッション業界の拒食症問題

摂食障害トピック

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