日記をつける
認知行動療法でも、日記をつけるように言われることがありますが、自主的に日記をつけて、
それを主治医に見せることは、大変役に立つでしょう。
単純に日々の出来事を綴ることも、主治医にとっては患者を知る大変貴重な手掛かりになりますし、
それは食事内容の日記でも、単に時間割形式のものでも同じです。
もしくは、時間をかけて、回想録を書くのもいいかもしれません。
自分の生い立ちや学歴、人生で印象に残った出来事など、自分について掘り下げて書くことで、
新たな自分に気付くことができます。
それだけではなく、頭の中に浮かぶものを具体化する行為は、自分に客観性を持たせる大変有意義な
作業でもあるのです。
それは、言葉として発するのと同じくらい効果があります。
自分の辛い過去にぶち当たった時には、悲しくて日記など書ける状態ではなくなるかもしれません。
その時は、無理をする必要はなく、書きたいことだけを書くのみでいいと思います。
回想録のいいところは、気持ちを込めて書くことで、「芋づる式」に、ほかの記憶も蘇ることです。
それが良いことであれ、悪いことであれ、摂食障害克服に向けた大切なヒントになり得ます。
毎日少しずつでもいいので、思いついたことをまとめておくことは、必ずプラスになります。
そして主治医は間違いなく、ありのままを受け入れてくれるので、多少踏み込んだ内容を書いても
大丈夫です。