見た目の変化(毛深くなる、姿勢が悪くなるなど)
拒食症では、外見が明らかに変化するのは勿論なのですが、その変化の仕方は、健康的な状態からは
程遠いことになります。
確かに痩せるのですが、ダイエットで何kgやせた、というレベルとはわけが違い、まず「ダイエット」
ではなく、食事を拒否し、それ故、必要な栄養まで奪われることになるので、体がボロボロに
なっていきます。
それ故、痩せた体型になるので、誰の目からも、その人が病気であることは明らかです。
そのほか、痩せた人は、毛深くなりがちです。
これは、体から熱が奪われやすくなっているため、体毛で体を守ろうとする自然現象です。
それを、女性なら剃ればいいではないか、という発想になりますが、栄養のない体の細胞は、
一つ一つ脆弱化しているので、体を痛めつけることになります。
結果として、肌はボロボロになるのです。
また、体全体が脆弱化するので、体力がなくなります。
そのことで、姿勢が悪くなることもありますし、血液が十分に造られないため、貧血状態にもなります。
また、体がむくみやすくなり、病的なのに皮膚が膨張した妙な印象になります。
体に最低限の栄養すら与えないようにするということは、自ら栄養失調を招いているようなものです。
そのことで、体は誰が見ても弱々しくなり、スレンダーを通り越して、体が栄養を欲している、
非常に惨めな外見になるのです。