万引きなどの犯罪行為

過食症になると、万引きをする人も出てきます。

一見、「何故?」と思われるのではないでしょうか?

過食症の人が抱えやすい問題の一つは、経済的問題です。

この点は、拒食症の人とははっきり違います。

とにかく食べる量が尋常ではなく、平気で人の5倍、10倍の量を食べるので、食費もその分かかる
ことになります。

一人当たりの1食が平均700円くらいの経費だと、1日に2,100円になりますが、これを仮に10倍に
してみてください。

更にそれをひと月換算にすると、その経費がどれだけ膨大なものか、よくわかると思います。

この食費を少しでも何とかしたいと思い、スーパーなどで万引きをしてしまうわけです。

しかし、実はこれだけには留まりません。

万引きをしたことで、更なる自己嫌悪に陥ることもありますが、一方で、ストレス発散の手段として
万引きが常習化してしまうこともあります。

そうなると、食べ物だけでは飽き足らず、食事とは関係のないものも盗むようになり、過食が原因で、
犯罪者になってしまいます。

過食症は経済的問題を生み出し、経済的問題が犯罪行為を生み出してしまう、ということです。

勿論、これは可能性の一つであり、全ての過食症の人がそういう道を辿るわけではありませんが、
過食症が引き起こすリスクの一つとして、覚えておいたほうがいいでしょう。

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